慣れない車を運転してはじめての現場にいく。
拒まれるかもしれないし、愛されるかもしれない。
わからない。
わからない、ということだけを伴侶にドキュメンタリーを作りはじめる。
体を解き放って無心に動けたらと願う。
そんな時、決まってテニスコーツの『Citizen T』を聞くようになった。
東京オリンピック2020の開会式の次の日だった。
コロナ禍が始まって以来、ほとんど休みなく困窮者支援に奔走する瀬戸大作さん(反貧
困ネットワーク)の車を追いかけていた。
彼の携帯にひっきりなしに入る生活困窮者からのSOS。
所持金は小銭だけ、あるいは何日か飯すら食べていない人たちに現金(民間の基金を設
立して集めたお金)を渡しにいく。
「返さなくていいから。頑張ろう。」と当事者に笑いかける瀬戸さんを最初に撮ったの
は2020年の4月だった。
それが2021年の7月には「生きていてくれてありがとう」になっていた。
もう一年以上緊急事態が続いているのに何も変わらないどころか次々と困窮者を増やし
続けていく社会を背景に、「ヨッ」と声をかけてSOSを出した人の親しい誰かになって
しまう瀬戸さんが浮かび上がる。
真夏の太陽の下、郊外のガランとした駐車場で瀬戸さんと...
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自分が常にレコードを買っているような音楽好きのつもりでいても、年齢と共にいつのまにか狭い範囲でしか音楽を聴かなくなっています。しかも、それでいいと思ってしまうんです。好きなものだけ聴いてりゃいいじゃん、みたいな。
そうやってると、気付くともう20年ぐらい、現行の新しい音楽は知り合いのものぐらいしか聴かなくなっていました。でも、それで充分に満足してたし、同じ年の知り合いもみんなそんな感じか、まあそれ以上の強者とかもいますが、、、
2019年の終わり、ネットでふとある記事を目にして、それが今回のタイトルの、「VICE編集部が本気で選んだ、2010年代ベストアルバム100」、最新10年間の中からアルバムを100こ選ぶって、何だかスゴいなあ、と。後で、他の洋雑誌もそういうことをやっていたのを知りましたが、、、Pitchforkは200だっけ、、、
どっちにしろ、自分が人生最も洋楽の新譜を聴いていない時期になるわけです。リストをズラッと見ると、ヒップホップやR&Bが多くて、それ以外だとパンクかメタル中心でロックとポップスが少なめで、それが良かった。そもそも洋楽の新譜を聴かなくなったのも、日本の雑誌が盛り上げ気味に紹介しているロックがどれもいいと感じれなくなって、新譜を聴くのがつまらなくなっていったから、、、
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https://www.youtube.com/watch?v=BPp-oPF56Eg
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戸川純の「好き好き大好き」の歌詞を英語に訳して演奏と曲の英語での解説の動画を作りました。
日本人だったら多くの人は前から戸川純さんのことが知っているでしょうが私は割と最近知りました。
不思議な人だなと思いました。
新しいものを知るとついついに知っているものに比べてしまいます。
ビデオで戸川純さんは、 レディー・ガガ、ビョーク、マドンナ、デヴィッド・ボウイとか、といった感じの人かもしれないといいましたが「テニスコーツ」と「みんなきける」でよく知られているさやさんにも共通しているところもあるようにも思えました。
戸川純さんのことを気になることになって彼女の代表的な曲「好き好き大好き」の英訳を作ることにしました。
曲の雰囲気から予想していたより断然に強烈でエグい内容の歌詞でした。あまりにも暴力的、しかも女性にたいして暴力を描いているところが多くて、今の時代に通用しないかもしれないと思いました。あるいは文化的な違いもあるかなと思いました。
演奏して紹介文章も付けてこんな感じになりました。
https://youtu.be/IPGNOKLMOIE
英語で戸川純さんの歌詞と解説ををここにも載せていますがこんな感じに訳しました:
常識をはるかに超えてつのる想い
突然変異的に勃発したバラ色の恋
Beyond...
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Vimeo Link
1st show :
4pm Europe/ 11pm Japan
https://vimeo.com/542664745/4c558409dc
2nd show
9pm Europe / 4am Japan
https://vimeo.com/542665799/36d3f8aedb
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