戸川純の「好き好き大好き」の歌詞を英語に訳して演奏と曲の英語での解説の動画を作りました。
日本人だったら多くの人は前から戸川純さんのことが知っているでしょうが私は割と最近知りました。
不思議な人だなと思いました。
新しいものを知るとついついに知っているものに比べてしまいます。
ビデオで戸川純さんは、 レディー・ガガ、ビョーク、マドンナ、デヴィッド・ボウイとか、といった感じの人かもしれないといいましたが「テニスコーツ」と「みんなきける」でよく知られているさやさんにも共通しているところもあるようにも思えました。
戸川純さんのことを気になることになって彼女の代表的な曲「好き好き大好き」の英訳を作ることにしました。
曲の雰囲気から予想していたより断然に強烈でエグい内容の歌詞でした。あまりにも暴力的、しかも女性にたいして暴力を描いているところが多くて、今の時代に通用しないかもしれないと思いました。あるいは文化的な違いもあるかなと思いました。
演奏して紹介文章も付けてこんな感じになりました。
英語で戸川純さんの歌詞と解説ををここにも載せていますがこんな感じに訳しました:
常識をはるかに超えてつのる想い
突然変異的に勃発したバラ色の恋
Beyond all common sense,
this feeling just keeps getting worse
A sudden and strange mutation,
a rose coloured love escalation
もはや暴力的とも言える程の純愛
既に昭和史に刻む勢いのジュ・テーム
A love so pure and violent
I wonder if I can survive it
A je t’aime that could cut right through
The showa epoch too
Kiss me 殴るよに唇に血が滲む程
Hold me あばらが音を立てて折れる程
(※この1行の英語は掲載できません)
Till the blood comes running from my lips
Hold me, till my ribcage
Makes the sound of bone as it breaks
好き好き大好き 好き好き大好き
好き好き大好き
愛してるって言わなきゃ殺す
Cause I love you love you really love you
You better tell me that you love me or I tell you that I’ll kill you
日常を打破して具体化するエロス
本能で重ねる情事 無限地獄
Pummelling the everyday
An eros getting more concrete
An instinctual affair
Over and over in a hell endless
アンチニヒリズムの直観認識は
潜在的幼児性暴力癖を誘発
A direct premonition
Of anti-nihilism
Awakens a latent devious fixation
XXX
元の歌詞と翻訳歌詞の間に多少はズレはあると思います。直訳ではなくて歌える訳を心掛けたからです。
こういう風に歌詞を何回か訳して演奏してきたけど最初から新曲を作るのと似ているように感じます。
新曲を作るのと同じような興奮はありながら人のものを勝手に弄ってちょっと悪いこと・いたずらをしているような楽しみもあります。
これからも他の曲を訳したり、かってにイジったっリするからおすすめの曲・歌詞があれば教えて下さい!
ピーター